【転職向け】履歴書の選び方
転職活動中のU9です。
就職やアルバイトの応募の際に用意する履歴書の用紙にも、種類があることをご存知でしょうか。
私は現在初めての転職活動中でして、
「どのタイプの履歴書がいいんだ・・・?」
と疑問に思い、ハローワークや転職エージェントなどで教えてもらいました。
それらの情報をまとめ、最適だと思うものをご紹介します。
結論から言うと、※転職用です
「JIS規格」
「A4サイズ」
「履歴書サイズの封筒付き」
の履歴書を購入して、使用するのが転職活動にはベストです。
目次
履歴書の種類
履歴書の種類は基本的に4種類あります。
JIS規格タイプ
「日本工業規格」、つまり国が定めた標準に従った履歴書です。
名前や住所などの基本的な情報に加え、大き目の学歴・職歴の欄と、小さめの志望動機の欄が設けられています。
自己PRや特技、趣味の欄はありません。
ハローワークで履歴書の練習用紙をもらうと、このタイプのものを出されると思います。
一般用タイプ
こちらは趣味や自己PRの欄も存在し、学歴・職歴の欄は片側のページで収まる程度になっています。
学生などの経歴よりも趣味や特技がアピールポイントになる人が使用しやすい書式です。
転職用タイプ
転職活動に活かせる書式になっていたり、職務経歴書の用紙がセットになっているタイプのものです。
学歴・職歴の欄がJIS規格よりも多めに設けられているものもあります。
また、退職理由を記入する欄が設けられているものもあります。
パート・アルバイト用タイプ
希望の曜日や時間帯などの、シフトの調整のための書式になっているものです。
正社員としての応募でこのタイプを使用してしまうと、いい印象は与えられないと思います。
上記の4タイプの他に、自作のオリジナル履歴書というものも存在しますが基本的には市販の履歴書を使用します。
デザインなどクリエイティブな職業であれば使用する場合もあるようです。
JIS規格が最適な理由・転職用を選ばない理由
JIS規格の履歴書のメリットは、文章を記入する欄が1か所のみであることです。
履歴書の良い書き方の中に、空欄を設けないというものがあります。
もしも、趣味や特技の欄と自己PRの欄もあった場合、全てを文章で埋める必要があります。
この内容に違和感があれば、そのポイントを面接で指摘されやすいです。
また、職務経験をアピールしたいのに趣味の欄の内容が足を引っ張り書類選考を突破できないかもしれません。
そして、転職の場合には履歴書と同時に職務経歴書も提出するので、細かい自己PRはこちらに記入することができます。
転職用タイプが転職用なのに選ばれない理由は極端だからです。
JIS規格よりも多く設けられた学歴・職歴の欄は、転職の回数がとても多く、JIS規格では収まらないという人のためのものです。
退職理由を記載する欄が設けられているものを、メリットと受け止められる人は少ないと思います。
口頭に比べ、文章は誤解されやすいため、履歴書で退職理由を細かく記載することは悪い印象を与えやすいです。
そして、職務経歴書がセットになっている必要はありません。
パソコンで作成したものをコンビニでプリントアウトしてしまえば職務経歴書は用意できます。
一般用のほうがたくさんアピールできるのでは?
趣味や特技でもアピールしたいことがたくさんあって、志望動機の欄しかないのはデメリットと感じるかもしれません。
しかし、趣味や特技の文章を見せて、一目で人事担当者を引き込むことができるでしょうか。
不可能です。
文章は読まなければ伝わることはありません。
人事担当者は通常業務もこなしながら、何枚もの履歴書を見る必要があり、文章のカタマリが2つも3つもある履歴書を上から順番に目を通していくことは難しいそうです。
そのため、見やすくわかりやすく、シンプルな履歴書が人事担当者の目にとまります。
そして興味を持ってもらえるポイントを散りばめておくことで、職務経歴書へ誘導することができます。
転職活動では職務経歴書を提出できるというのがポイントですね。
履歴書だけで勝負をしなければならない新卒とは異なり、A4用紙1~2枚を使ってアピールをすることができます。
簡潔で分かりやすい、ポイントを押さえた履歴書をつくるためには文章を書かなけれあならない欄はデメリットになってしまうでしょう。
趣味や特技に興味を持たせるための単語は、資格の欄に書くこともできます。
事業内容に深く関わっている特技であれば、志望動機でアピールすることも可能です。
読み手に負担を与えない資料を用意するのが書類選考突破には重要です。
そのためにも、シンプルにまとめられているJIS規格タイプが適していると言えるでしょう。
A4サイズにする理由
履歴書を管理しやすくするためです。
そして、見やすくするためです。
管理しやすいというのは、応募する人間にとってではなく人事担当者にとってです。
B4サイズの履歴書を使用した場合、A4サイズの応募書類や社内資料に挟まれた際に、一回り小さい書類はファイリングをするにも、閲覧をするにもストレスがかかります。
(ビジネスシーンではA判の用紙が主流のため書類はA4が多いです)
そのストレスが小さな履歴書を送った応募者に結び付いてしまうことは少なくはないでしょう。
A4サイズで見やすくするというのは、大きな文字を書けるということです。
用紙のサイズが変われば、記入欄の大きさも変わります。
アピールするための文章を欄の中に収めようと、細かい文字でびっしりと詰め込んでしまえば、読み手に取って負担となるでしょう。
その文章を読むのが、目のいい人間であるとは限りませんから。
履歴書サイズの封筒付きの商品がオススメ
A4サイズの履歴書であればA3の用紙を半分に折ったものです。
それ以上に折り目が入ってしまうと、汚い印象がついてしまうためA4の書類が折らずに入れられる封筒を用意することが望ましいです。
もちろん、別売のものを用意することもできますが、セットになっていればサイズを間違えることもありませんし、余り過ぎるほどの量も入ってはいません。
また、履歴書在中の印字がされているものが多く、企業側が中身の判別がつき扱いやすくなります。
まとめ
- 標準規格(JIS規格)でシンプルにわかりやすくする。
- 標準サイズ(A4)で扱いやすくする。
- 折らずに封筒に入れて印象を悪くしない。
新卒の時には、アピール項目の多い一般タイプを当然のように使っていたので履歴書に種類があるなんて知りませんでした。
私は学生時代の知識のまま、違いを知らずに購入して履歴書を1セット無駄にしてしまいました・・・。
この記事はハローワークや転職エージェントで履歴書の添削やアドバイスをもらった経験から作成しています。