【DQB】アレフガルド復活しました【感想文】
65時間プレイして一通りクリアしたので感想を。
発表されたときはマイクラの2番煎じと思ったりしましたが、まったく別のものとして楽しくプレイすることができました。
DQB2の発売が待ち遠しいです。
『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』
2018年3月1日発売(Switch版) PS4/PS3/PSVita/Switch SQUARE ENIX
購入の決め手
元々『Minecraft』にめちゃくちゃハマったことがあって、ドラクエのグラフィックでマイクラができる点で興味はありました。
いつかやってみたいなと思っていたところにDQB2の発売が決まり、1はやらずに2を買おうかとも思いました。
・・・・が、1のクリアデータがあると引継ぎ特典があるんです。
主人公の帽子はぶっちゃけ胴装備と合わないことの方が多かったので・・・
イス扱いなので当然座れる家具ですし、座るとなんと
りゅうおうの姿になっちゃうらしいんですよ。
欲しい。
そんなに座ることもないと思いますが、限定モノには弱いのです。
という限定品商法に釣られ、購入しました。
特典目当てで2の発売までに、引継ぎ特典の条件になっている、ストーリーのクリアを目指したためだいぶ早足になって、堪能しきれていない部分も実は結構多めです。
※DQB1のセーブデータがあるプラットフォームでしか、引継ぎ特典を受け取れないようなので注意。
例)Switchで1クリアしたら2もSwichで買わないと引継ぎNG
ストーリー感想
DQシリーズをまともにやったことのない私でも楽しめる、ほぼほぼ切り離された別のお話でした。
一応、DQ1?(りゅうおうが出てくるやつ)の世界が、とある理由でりゅうおうに支配され、人間からものを作る能力や読み書き能力が奪われてしまった設定みたいです。
でもDQ1の設定を知らなくても何も問題はありませんでした。
侵略されて何もないので。
ものは作れないから、壊れた町もそのまんまな世界を復活させるために、世界で唯一ものを作れる「ビルダー」として主人公が活躍していきます。
ストーリーは各章毎に、異なる地域で展開していきます。
各章で、その地域のキャラクター達と出会い、その地の素材を使って拠点を復興(ほぼ一から作るような感じですが)させていきます。
キャラクターたちと協力したり隣のベッドで寝たりしながら、物語を進めていくと愛着がわいていたりするんですよね。
わいてなかったりもしますが。
そんなキャラ達とも、こだわりの拠点とも章が終わると別の地域に行くためにお別れになってしまいます。
お別れはとても残念でしたが、終盤はうれしいイベントがあって私はだいぶテンション上がりました。
DQBでは、主人公は「ビルダー」であって「勇者」ではありません。
天の声に「おまえは勇者ではないからモンスターと戦ってもレベル上がらんし、魔法も使えないからな。勘違いすんなよ。」
ってめっちゃ念押しされて
「でも、もの作れるのキミだけだから町復興させて回ってくれよな」
ってビルダーとしての使命を与えられるんですが、主人公くんは勇者気質ではないのでそんなこと言われても困るってスタンスで嫌々ストーリがはじまるんです。
しかし、最後は主人公くんの成長が見えて
すっかり主人公らしくなっちゃって・・・
けっこうぐっと来ちゃいました。
全体を通して、ドラクエの定番ネタとかやりとりとか若干メタっぽい発言とかも入っていて面白かったですね。
ゲームシステム感想
マイクラとは似ているけど全然違いました。
ストーリーがちゃんとあるというのも大きいポイントですが、建築でも違いがかなりありました。
一つは建材の種類が豊富であること。
床や壁、屋根がそれぞれのブロックとして存在していてかなり家の見た目に近づけることが可能です。
マイクラでは何かのブロックを壁や屋根に見立てて代用するような場面が多いです。
家具においても、それぞれしっかりとしていて曲線のあるフォルムが内装の楽しさを広げてくれる気がします。
二つ目は部屋を認識することです。
壁で囲まれてドアがあって照明があればその空間が部屋として認識されます。
その中に特定の家具を並べることで、部屋に機能が追加されて町の住人が道具を作ってくれるようになったり、戦闘力が上がったりします。
このシステムが新鮮で楽しかったです。
内装が思いつかない時にも、目的の機能から内装に使う家具が決められるので簡単にそれっぽく部屋を作れます。
三人称視点でのマイクラ系はやりにくくてなかなか大変でしたが、慣れてくるとさほど気にはなりませんでした。
ただし、狙ったブロック以外を巻き込んで破壊してしまう事故が頻発します、未だに。
さらに、拠点防衛のシステムもあり、敵の襲撃に耐えられるような硬いブロックで拠点を作る必要があります。
拠点のデザインにこだわりつつも、機能性も兼ね備えさせないといけません。
選択肢が絞られてしまいますが、それはそれで発想が沸きやすく楽につくれた一因かなと思います。
戦闘は基本的にファミコンゼルダ程度の、目の前を切りつけるだけ。コンボもない。
その程度の単純なアクションしかありませんし、魔法も使えません。
主人公は勇者ではなく、戦闘には秀でていないという設定なのでおかしくはありませんし、その分、大砲や罠などの兵器を開発してそれらの道具を駆使して敵を殲滅するのはとてもビルダーらしい戦い方でよかったと思います。
回転切の他にも特技が欲しかったかなとは思わなくもないですが。
ボス戦もしっかりと用意されており、ここでもアクションというよりは道具メインでギミックを処理する戦い方がメインです。
マイクラのようなヒットアンドアウェイとか弓矢でちまちまみたいなボス戦ではないので毎回わくわくして挑戦することができました。
あとは、フリービルドモードですね。
マイクラでいうクリエイティブだと思っていたのですが、どうもそういうわけではないようで、あくまでストーリーモードでの制限(作れるアイテムの種類など)がなくなるだけであり、ブロックの呼び出しや空中浮遊ができるわけではありません。
建築だけをやりたいんだという人には少し残念かもしれませんね。
この面倒があってもNPCが住みに来てくれたりするので、飽きにくいですし、ストーリーの時よりも便利なアイテムが作れたりするので十分楽しめるかと思います。
まとめ
とてもいいゲームでした。
続編の発売が楽しみです。
完